先週トライするつもりだったトンガリロ山を悪天候のため今週末の連休に再チャレンジ。来月から本格的に冬になってくるので、最後のチャンスである。実は3年前から何度も挑戦しようとしては悪天候のため宿から出発もできなかったので、まるでアルピニスト野口健氏のエベレスト登山のようにチャンスをまっていたのである。大人の足で7時間かかるため、また出発地点と最終地点が山を越えていくので変わるため、専用のシャトルバスサービスを利用しなければならない。バスの出発が朝7時45分なので、前日から宿泊しないとむずかしい。オークランドから車で4時間半もかかるナショナルパークのなかにトンガリロはあるからだ。
 ついに3年越しの、待ちに待った晴天である。連休の最後のため、ニュージーランドにしてはかなりの登山客である。ベースキャンプのナショナルパークからバスで20分、登山口に降り立つ。雲一つない晴天。トレッキングはいつもそうだが服装の調節が難しい。ちょっと晴れていて風がなければ汗ばむし、雲って雨が降って来たりすれば凍えるような寒さになるからだ。

 この国では日本のおそらく何倍もトレッキングがさかんだ。日本で登山というと、なんだかさえない帽子をかぶった(すみません…)地味なおじさんおばさんたちが杖をついてのぼってるとか、ワンダーフォーゲルのような特殊な体育会系の雰囲気を漂わせないといけない感じで近寄りがたかったが、ここではみんなほんとうに気軽にトレッキングをする。なれているので、格好も様になっているし、かなり使いこんだとわかるトレッキングシューズでその人の経験値がわかる。おしゃれで街中で使われる日本のトレッキングシューズとはちがう、履きこんだ、泥だらけの、本物のシューズだ。その他の装備や服の着方も本当に着こなして、使いこんでるという感じ。

 歩きはじめたのが8時半で、はじめはなだらかな登りが続く。そのあとにもっとも登りが厳しいパートが続くのだが、その激しい崖を登りおわる頃には11時半となっていた。2月に南島でトレッキングをした際にひねった足首が、実は完全には治っておらず、ちょっと庇いぎみに歩いていた為、その頃には左足のつけねのおかしな所が痛くなり、今まででもっとも厳しいトレッキングとなってしまった。でもこの夏最後のチャンスだったので、ちょっと無理してきちゃったんだよね…。
 山頂の真っ青なカルデラ湖をみて、山頂付近を歩く。火山なので植物はなく、所々に大涌谷のように煙があがって硫黄の匂いがする。ああ、温泉卵たべたい…。
 結局シャトルバスのピックアップは5時だったのだが、到着は4時45分で、8時間かかったから、かなりゆっくりのペースであるいたこととなる。最後は足が痛くなって急げなかった。

 その後の筋肉痛は、今までの人生で最大といっても過言ではなかった…トレッキングは万全の体調でいきましょう!

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ria

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