鯛だ〜。

2003年9月18日
うちのだんなさまは釣りきちがいである。
行きすぎはどうかと思うが、新鮮な魚を買うことが難しいニュージーランドで、鯛、マス、コッド、ヒラマサ、イカ、カウアイ等そうとうな頻度で食卓にあがるので、けっこう助かる。しかも通常魚の日は、なにから何まで昔、実家が料亭旅館だっただんなさまが料理するので(ただでさえ向こうが料理することが多いんだけど…)私はただテレビでも見て待ってることが多い。

ところが!
昨日仕事中に電話がくる。
だんな「今日お客さん連れてって(fishing guideもやっている)60センチの鯛が二匹あるんだけど…」
わし「よかったじゃーん」
だんな「今日8.30まで授業だから(part timeで大学もいってる)内臓までやっといて」
わし「えーーーっっ」


そんなわけで夕方6時、60センチの鯛2匹を前に途方にくれるわし。
さばくのはそうとうな回数見ているし、ひらまさのように1メートルはある魚がさばかれるのを見るのもめずらしくはないけど、自分でやるには60センチは大きすぎるー。
とりあえず、どうせ2人では食べきれないのでフラットメイト2人もまきこんで鱗とりからはじめる。また60センチもあると鱗とる範囲もひろいんだ…。

日本では切り身の魚しか扱ったことないから、日本で売ってる魚がどんな状況か(うろこついてるのかとか)よくしらんが、とにかく鱗はとびちる。
しかも透明だからはじめは見えない。
そして飛び散って乾いた後、床やら壁やらに接着したかのようにひっついて掃除が大変になる。
 それを今まで何度も経験するうち、新聞とビニールで飛び散る鱗を阻止しながら鱗をとる技を編み出したので、2人に手伝ってもらい、それを実践。

さらに内臓とリ。はるか3年くらい前、一度さばきかたを習ったことがあったので(それ以来一度も手伝っていなかったということだな…)それをたよりになんとかやってみる。
60センチになるととにかくでかいのだよ〜あじの三枚おろしとちがうのよ〜。

習ったことで細かいことはすっかり忘れているので、ほとんど解剖状態。
「えーどこに切れ込みいれればえらがひっこぬけるんだっけ…」みたいな。

中身をきれいにするところまではなんとかし、後はだんなさまに任せることにして他の下ごしらえのみしておく。3枚おろしの包丁の入れ方でいいんだろうけどなにしろでかいし重いし…。


そうして今日は4人で、鯛のお味噌汁と、薄引き、さしみ、カルパッチョ、アラ煮をしぬほど食べましたとさ。おいしかった〜。

今は春だからうれしいけど、夏になるとこれが毎週でだんだんあきてきて人にただあげるようになる。いくら鯛だって週に3回も食べるのはちょっときびしいから…。オークランドはそのくらい鯛がつれるのです。

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ria

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