5月7/14合併号の週間朝日の中のコラムに、「世界の中心で愛を叫ぶ」、が批判されるとかいうことに関してこう書いてあった。

“…「話がつまらない」「小説としてダメ」という批評に対し、「読書という聖地に迷い込んできた頭の悪い蛮人を排除しようという情熱」と「逆批判」している。「普段から本を読んでるという自負がある人たちは、ベストセラーはくだらないものだというステレオタイプにとらわれて、条件反射的に無視したり批判したりするんです。」”

私はこの本がベストセラーとか、批判されてるとかそんなの知らずにたまたまこっちの知り合いが持ってたので、日本語の本は貴重だし、他の本を借りるのと同じように借りて読んだ。

そして、つまらなかった。

気に入ったら、私は何十回も何百回も、というか多分一生でも同じ本を繰り返し読みつづけるが、これはもう二度と読まないだろう。因みに、2度読む価値のないものは、一度も読む価値がないと私は信じている。

実は上に引用した内容には、普段から相当本を読む私もけっこう納得で、「あーちょっとそれはあるかも」と思うが、それが「世界の中心で愛を叫ぶ」がつまらないことのいいわけにはならないんじゃない?

結構マスコミに取り上げられたものでもいいのはあるもの。

ポッポ屋の2話目にのってた「ラブレター」なんて、あんな短いのに号泣してしまったし、マディソン郡の橋も相当感動してしまった(本のほうだけね)。

でもまだ読んでないけど、芥川賞をとった「蛇にピアス」の朝日新聞の1/4広告のキャッチに「本を読まない人にもすらすら読めるってクラスで評判でーす」みたいなことが書いてあったけど、これは普段から読書好きの人をうんざりさせるのには充分すぎるキャッチじゃない?

私が読まず嫌いするのは、伊豆なんとか急行殺人事件系のものだけだから、それでも、これもいつかは読むけど、それにしても、よっぽど普段読書しない人にしか向かないような本なのかよーとは思ってしまうね。この広告じゃ。

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ria

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