必殺 猫洗い

2004年9月20日 日常
“よしこど〜した〜っっ!?”

夕方帰宅してくるフラットメイトたちの一声。

というくらい、よっちゃんがどろどろだった。しかも喧嘩したらしく、ところどころ血がでてる。
昔は喧嘩に負けることなんてなかったよっちゃんだけど、最近やっぱりちょっと歳をとったのか、近所に強い猫がいるのか、よくかさぶたを作って帰ってくるようになった。
私の住んでいるところは、猫の激戦区で、今まで無傷だったのが、強すぎたのかもしれないけど…(女の子なのに)。

どんなに汚れていても、よっちゃんは洗わせてくれない。死ぬほど濡れるのを嫌がる。子猫のときからお風呂の習慣をつけないと無理というから仕方ないけど。

それでも、日本のお風呂のように、湯船に浅くお湯を張って、しかも扉が閉められるなら無理やり洗えるかもしれない。しかし、NZのシャワーというのは、シャワースペースにカーテンがぶら下がっただけの簡単なもの。
とてもじゃないけど暴れるよっちゃんを洗えるとは思えないのでいままでは、汚れても、濡らしたタオルでごしごし拭くくらいしかしていなかった(それでも相当嫌がる)。

しかし、今日の汚れ様はあまりにひどく、フラットメイトと3人がかりでよっちゃんを洗うことを決意した(勢いで)。

まず、洗濯機の横の深い流しにぬるま湯を張る。

そして、よっちゃんをぶらーんともって(逃げられないように)ゆっくり足から水に下ろしていく。

当然嫌がって、しっぽと足を、限界というとこまで水につかないように丸め、世にも悲しげな声で

“な〜、な〜、な〜、な〜、な〜、な〜”
(日本語訳: いや〜、いや〜、いや〜、いや〜、)

と鳴き続ける。
目をいっぱい見開いて、必死でこっちを見ながら。

あまりに心臓直撃な真摯で悲しい声で鳴くので、思わず笑っちゃいつつも、なんか罪悪感いっぱいになる3人。
なんてかわいい声をだすんだ〜

しかし心を鬼にして、なんとかお湯で洗った、下半身だけ。

上半身は、流しのふちに必死でしがみついてどうしても中に入らないので、今回はあきらめざるをえなかった。
でも、初めてにしてはよく頑張りました。

そして、このまま逃げられては風邪を引くし、家出してしまうと困るので、バスタオルで拭いてから部屋に監禁し、ヒーターをガンガンにつけて、ついによっちゃんがリラックスしてごろごろ言いだすまで、3人がかりで乾かして、ブラッシングした。

幸せな猫だよ、あんたは…

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ria

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