去年の4月から一緒に住んできた、空手家Sくんがついに明日帰国する。
まだたった18歳だけど、ずいぶんいろんなところに連れて行って、一緒に遊びました。

というわけでお別れナベパーティ。

フラットには、男の子が入ることもあれば、女の子が入ることもあるけど、こうやって長く住んで、ほんとに仲良くなるのは男の子のことが多い。

不思議なことに、女の子は、もともとの友達(語学学校とかバイト先とか)と切れることは少なくそっちを大切にするからか、きちんと事前にやりたいことを計画してくるからか、「ここに3ヶ月住んでから2ヶ月ファームに行って、その後南島のほうに行きます」という感じで、半年もいることは少ない。

それに対して、男の子はここが居心地いいと思うと、ほとんどワーホリの間、1年住み続ける。Sくんも4月からずっといるし、その前の大工のKちゃんも、彼女ができて引っ越した最後の2ヶ月以外はずっといたし、その前のノリにいたっては、きっちり丸々1年一緒にいた。(その前のトシくんも、ゴオくんも、そうだった)

そして、女の子が自分の世界に比較的入りがち(部屋のドアをしめっぱなし)なのに対し、男の子はずっと一緒にキッチンにいたり、こっちの部屋に遊びにきたりと、すごく共同生活を満喫する作戦にでる。
そのため、今でもよくメールをくれたり、日本に帰ったとき会ったりするのは、男の子ばかりだ。
ここのフラットに住んで、すでに4年以上になるけど、これだけいつもこうだと、ほんとに社交的なのは、男の子なんだなあ…と思うようになった。

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現在18歳のSくんと話していると、彼の可能性の大きさに愕然とすることがある。
彼は、お父さんが釣りの世界ではちょっとした有名人で、自分も釣りや自然が好きなので、いつかこっちで、そんな仕事ができたらいいなあといっている。

そんな彼に、私たちは本気でそう思うなら、日本で一度ちゃんとしたサービス業で、アルバイトとしてではなく働いてみること、それから釣りを仕事にしたければ、できれば釣具店で働いてみることなどすすめいている。
とにかく若いうちしかできないような、年とったらはじめられないような、ハードなことを頑張ってしなさい、と。

そうすれば、もともとアウトドア好きで、すでにお父さん仕込みの釣りの技術がある彼なので、こちらでも充分やっていけるようにきっとなるから、そうしたらその時は私たちが雇ってあげよう。(だんな様の仕事関係)

そうして、そんな計算をすると、彼の可能性の、なんと大きいことか。今から帰って、ちゃんと就職してビジネスの基本、言葉遣い、接客を働いて身につけて、ついでに釣具店で働いて、5年して戻ってきたところで、まだ23歳である。今からまだ、なんにでもなれる。

若いって、すばらしいな〜(←すでに年寄りくさい)
今はまだ、何をしていいのか、どうしたらいいのか、よくわかっていないSくんだけど、いい道が見つかるといいね。

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ria

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