今日は、ダンスの後、だんな様と古着屋めぐり。何故って、来週末の、コスチュームクリスマスパーティのためだ!

私はいとも簡単に、古着で70年代再現したよ!(トータル20ドルで)
いや〜おみせできないのが残念です。来週、パーティで、うまく写真とれたらアップしましょう。

問題は、だんな様で、そもそも女物の古着のほうが圧倒的に数があるから仕方ないんだけど、いいのがなかなかない。
だんな様が一番欲しがっていたのが、60年代風ボーリングシャツ(Back to the futureの最初ので、ダンスパーティの時男の子たちが着ていたようなの)。でも、ぜんぜんいいのがない。
なければ、70年代〜80年代風の、サタデーナイトフィーバーみたいなてかてかのシャツとか、カラフルなシャツとかでもいいと思ったけど、それもなかなかなくて。

結局、まあまあ派手っぽいシャツでなんとかまとめて買ったけど、女の子はレトロっぽい柄のがいくらでもあるのに、男物は面白いのがないので、すねていた。

おそらく、Kiwiたちは、相当気合をいれてくると思うから、それなりに頑張っていかないと自分も楽しくないと思うんだよね…

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そのあと、アメリカ版Shall we danceを見に行った。
だんな様が見たがったけど、私はあんまり期待していなかった。私たちは、ダンスしてるからっていうのもあるかもしれないけど、日本版Shall we ダンスが大好き。

だから、多分日本版以上の出来ではないだろう、と思っていたんだけど、やっぱり予想通りだったかな…

例えば、あの映画の根底にある重要な雰囲気を作っているファクターは
?日本では、中年のおじさんが一人で“社交ダンス”というものをならいに行くということが、どんなに気恥ずかしくて、Embarrassing なものか
?満ち足りてはいるけど、毎日2時間かけて電車通勤する、なんとなくさみしい日本のサラリーマン
?草刈民世のダンス(というか、一挙手一投足)がびっくりするほど優雅で美しい。
の、3つだと思う。

それがアメリカ版だと
?アメリカ人がボールルームダンスを習うのに、ためらいを感じるとは思えない。しかも、今までの人生でほとんどまったくやったことがないなんて信じられない。
?リチャードギアも電車通勤はしてるものの、役所広司の家と違って、あれほど広くて立派な、広大な庭のある家に住み、あれだけ立派なオフィスの個室で働き、とてもじゃないけど日本のサラリーマンの悲哀なんて、感じようがない。
?ジェニファーロペスのダンスが全然だめだ〜…彼女だと、ブラックプールでファイナリストだったという設定に、あまりにも無理が…優雅さがかけらもない。たくましさはあるけど。

さらに、役所広司の奥さんは、勇気を振り絞って探偵事務所を訪ねる専業主婦だったけど、ばりばりキャリアウーマンのスーザンサランドンが、探偵に会いに行くのにためらいがあったとも思えないし。

とっても滑稽な感じのする体育館でのダンスパーティも、別におしゃれな普通のダンスパーティになっちゃってるし…

そして、最後のエンディングのパーティが一番ぶっとんだ。
日本版とはまったく違うのが、びっちりタキシードで決めてから、まずバラの花を買って、職場で仕事中のキャリアウーマンの妻を迎えに行き、それからジェニファーロペスのお別れパーティに行くリチャードギア…
アメリカ人は、妻も入れて、ああいう風に終わらせないとハッピーエンドにならないのか〜という感じでしたね。

会社帰りに、サラリーマンスーツのまま、真赤なドレスの草刈民世と踊る控えめな役所さんがとても素敵だったのに、タキシードにバラかい〜とのけぞっちゃいました。

多分、日本版の存在をしらなくて、あれだけ見たらそれなりにはよかったと思ったと思う。竹中直人役の人も、中村恵理子の役の人もよかったし。

でも、結局、それは日本版の、周防監督のストーリーがよかったから、もともとよかったというだけのことで、アメリカ版になったことでよくなった点、というのは見つけられなかったのが残念でした。

The others

2004年10月18日 映画
夜8時半からの、映画の時間にたまたまやっていたので見てしまった。NZでは、映画はたいてい夜8時半からなのです。
日本では、映画は9時からで、夜一本しかやらないけど、ここでは8時半からのが終わると、そのまま11時前後から2本目に突入する。
この11時ごろからのも、結構面白い映画をやるのでアナドレナイ。

ホラーは嫌いなんだけど、宣伝で、「一切気持ち悪くて怖いシーンのないホラー」みたいなことを言っていたので(そんなこといっていいのか)、見てしまいました。

そしたら、思ったよりすごい面白かった…

いやーエンディングは結構な大どんでん返しで…確かに、彼らにとっては、新しく住む人は“intruders”(日本語では侵入者って訳してるのか?)なんだなー。納得。

スジ知っちゃったら全然面白くないから書きませんけど、面白かったです。
ニューヨーク、マンハッタンを舞台に、4人の女性たちのロマンス&セックスが赤裸々に描かれるこの大人気ドラマシリーズも、ついに最終シーズン。 ユダヤ人の男との結婚のためにユダヤ教に改宗しようとするシャーロット、子どものためにブルックリンに引っ越すことを決意するミランダ、そしてある病に冒されながらもポジティブに自分の…

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毎週超楽しみにしてるのですが、昨日の次回予告で、あと4回で最終回って流れました。

えーんっ
火曜日の楽しみがー
今までの、シーズン最終回ではなく、ほんとのシリーズ最後だってしっるだけに。

昨日の放送、感動してちょっと泣いてしまいました…
サマンサが○×(日本のが遅いだろうから伏せときます)なのがわかったのが2週間前の放送。
それから、多分最後に向けて、突然雰囲気が変わってきた。
サマンサが切なくて、そこにスミスがあまりにいい男すぎて、感動してしまいました。
サマンサ、いいSexだけを追求する生活の果てに、こんな最高の男に会えてほんとによかったね…
丸刈りの頭に惚れ直してしまいました。

あー誰かとこれについて語りあいたいよーっっ
こりゃーエミー賞(だっけ?)とれたのわかります。
みました。
友達が貸してくれたので。こっちのビデオ屋のなので、もちろん英語字幕ついてるやつです。

なんとなくの設定はもともとわかってたけど、見終わって頭が???でいっぱい。

なんで生き残ったのに、指名手配されちゃうの?
山本太郎はおととしの生き残りだとしたら、彼は今まで指名手配されてたわけ?
勝ち残ったら、BR法が教育法案みたいのになっている以上、すごいエリートかなんかになるのかとおもったのになんで氏名手配?
たけしを殺したのがいけなかったのかな。でも、誰も見てたわけじゃないし。

しかも、なんで映画冒頭の去年の優勝者はあんなにマスコミが押しかけてるのに、最後は何もないの?

別にああいう映画はああいう映画でもいいけど、最後が不可解なのはエバンゲリオンだけでさくさんだ。
それとも私がわからなかっただけ?
昨日、ラストサムライについてかいてて、ちょっと思い出し笑いしたことがあった。

 昨日書いたとおり、結構たくさんの知り合いがエキストラとして出てるんだけど、あの通りの大群衆だから、オーデション(といっても面接程度だったらしいが…)で落とされたという人はほとんど聞かなかった。日本人が足りないくらいだったらしいし。

 去年5月まで、1年間私たちのフラットメイトだったNもオーディションにいった。そしてこういわれた。

「結果についてはご連絡しますが、今日から撮影が終わるまで、髪の毛、ひげ、眉毛等切らないで下さい。現場でスタイリストが必要な分切りますので」

確かに、明治時代の男の役に、エキストラとはいえ、手入れしまくった眉毛や、ベッカムヘヤとかだったら困るもんね。

 それでNはその日から、男にしては比較的整えていた眉毛の手入れもやめ、ひげもぼさぼさ伸ばしっぱなしにしたので、2週間程度ですぐヒッピーみたくなった。

 そして数週間後。友達には連絡が着たのに、自分にだけ来ないので、電話してみたところ、Nはなんとオーディションに落ちていた…
 ぼさぼさのまゆとひげで呆然とするN。
ちなみに彼はワーホリ中の友達6人とオーディションを受けていたが、他は全員通っていた。

 だいたいあの大群衆のエキストラで、やや童顔とはいえ普通の日本人顔のNは何故落とされたのだろうか。
 Nはいつもなんでも貧乏くじを引いて生きてきたたちなので(ごく日常の、小さな運が左右するような運命の分かれ目で、常に貧乏くじをひく)、おそらく今回も、運命のいたずらとしか思えない。

 ラストサムライを見て、眉毛ぼさぼさの呆然としたNの顔を、思い出し笑いをせずにはいられなかったriaでした。

The Last Samurai

2004年2月18日 映画
やっと行ってきましたよ〜ラストサムライ。日本で有名な話かどうか知らないけど、これ、ほとんどニュージーランド撮影。
 ちょうど1年前の去年の1月から、タラナキという、オークランドから時速120キロでぶっ飛ばして約7時間のところで、撮影が始まりました。

 なぜタラナキかというと、タラナキ山が、非常に珍しいことに、富士山とそっくりの左右対称なきれいな山だから。
 さらに、物価が日本より安いから撮影がずっと簡単なこと、そして日本の富士山の周りにはもはやあんなに広々としたスペースはないから、事実上富士山のまわりでの撮影は不可能なことから、ニュージーランドが選らばえたとのこと。

 たしかに、タラナキ山のまわりなんて、何にもなかったからな…ぽつんぽつんとある牧場以外は。

 そんなわけで、撮影の数ヶ月前から、ニュージーランドの日本語新聞やら月刊誌なんかで、大々的にエキストラの募集をやっていて、私もやる気満々だった。

 まず、こんな面白そうなチャンス滅多にない。
そして、2.3ヶ月拘束されても問題ないという環境に自分がいることが珍しい。
更にお金がいい。

最初の募集の段階では、週給US$400+諸手当$150+ご飯と宿泊つきだった。確か、村人250人+兵士1000人の募集。
 ところが、思ったより全然日本人が集まらなかったらしく、給料が倍のUS$800に値上げされた。と、いうことは、たった一ヶ月でもUS$3800!ももらえて、食う寝るつきなんて最高じゃないですか!
 たった3ヶ月でUS$11,400、さすがハリウッド、金遣いがちが〜う!

 それがあえなく挫折したのは、去年の2月に結婚式をすることにしてたから。撮影は1月末から始まって、4月頃までということで、その間もちろんタラナキをはなれることはできない。私がNZの大学卒業した12月のあと、NZの夏の間に結婚式をすることにしていたから、どうしても無理だったのだ…。
 そうでなければ、絶対行ってました。

 そういうわけで、あの戦いのシーンの群衆のなかには、友達数名と、ただ知ってる程度の人も入れれば、結構な人数の知合いが写っていたはず。もちろんエキストラだから、どこにいるかなんてわからないけどね…

* * * * * * * * * * * * * *
やっと内容に移ろう。

まず、思った以上にけんちゃんの英語がうまかった。
トムの日本語よりはるかに…

そして、けんちゃんや真田広之が、日本人が見ておかしくないよう、いっぱい口を出したという意味がわかりました。
 日本でこれを見た人は、日本では当たり前な、時代劇なんかで比較的馴染み深いシーンについて、何の違和感もなかっただろう。
 でも、ハリウッド映画が、日本人からみて、こうやってそれほど違和感がない様にできたというのは、実は驚くべきことなのだ。

 日本人は気づきにくいかもしれないが、トムがサムライと会って、その世界に驚く姿は、”先進国”がインディアンや、未開のアフリカ民族やに出会って驚く、要するにウルルン滞在記的な驚きや興味と一緒なのだ。今回は、日本人がその対象なだけで。

 そういうわけで、ハリウッド(西洋文化)側からすれば、サムライとか武士道とかいうものは、結局は博物学的な対象でしかないし、彼らなりの解釈で作った場合、うちらにはB級映画も真っ青の代物になること間違いなかったと思う。こちらで日本ぽいものが何かしら出てくる映画を見るたび、もう失笑というか、苦笑というか、嘲笑というか、とにかく笑うしかないというものに出会うことが、あまりに多いことを考えると。

 そう考えると、ハリウッド映画なのにもかかわらず、あそこまでちゃんとした、失笑なしにこの国で見られた映画だったということにまず感動した。
けんちゃんも真田広之もよかったし…
トムも、だいぶ練習したとあって、マトリックスのキアヌの空手モドキよりはずっとよかった。

 セリフでどうしても納得いかなかったのが1つ。
日本ではもちろん英語部分に字幕がついて、日本語はそのままなんだろうけど、こっちでは当然英語がそのままで、日本語に字幕がつく。

 けんちゃんが、最後の戦いの前に、天皇の前を退出させられた後、身柄を拘束されて、切腹をすすめられるシーンがある。日本語では、これを使って腹きりすれば、みたいなセリフだった(確か)けど、この英語字幕が”Save our time”だったのが絶対おかしい!
 ”Save our time”-「私たちの時間を節約してくれ」、即ちこっちに面倒かけないで、勝手に死んでくれ、という英語訳なんだけど、おかしいでしょ、それは!

 基本的に切腹させてくれるというのは名誉なことなわけで、そうでなければ、身柄を拘束してる人に武器になる刀を渡すなんて危険なことするはずがないのに、それで勝手に死ね、なんてセリフでいいの?

 それ以外は、日本文化について、日本の剣や武道が、戦いのためのモノだけじゃなくて、精神のためのものなんだよ、ということがちゃんと描かれていてとてもよかった。
 ガイジンで柔道や剣道をやってる人に是非見て欲しいかも。

 あと一点、仕方がないんだけど、外の風景が、私たちには、どうしてもタラナキだった…あのNZ特有のシダがね…

 NZの山の風景は時々ほんとに日本にそっくりなことがあるが、常々違うと思うのがシダ。NZはシダで有名で、オールブラックスの胸についている羽のようなシルバーファーンもNZを代表する裏が銀色に光るシダ。
NZのシダは、日本と違って、やしの木のように上に向かって伸びるので木々の間からにょきにょき生えている。

 まだ見てない人は、あちこちに山のシーンで、写りまくりのシダを見てみて下さい。あれが、冬の気温があまり下がらないNZと、日本の自然の違いの、一番目立つ証拠かも。

[追記]
あとどうしてももう一点!

どうして日本人女性が出てくるアメリカ映画では、必ずと言っていいほど日本人女性に、男の服を脱がさせずにはいられないんだろう…
これだけは、アメリカ人の幻想なんだと思います。日本女性は男の服をああして丁寧に脱がせてくれるという…
あまりにも、日本人女性×ガイジン男性のそういうシーンがある場合は、100%に近く女が男を脱がすので、今回はHシーンではなく鎧をつけさせるためだったにせよ、小雪がトムを脱がせ始めた時に、だんなと2人で「やっぱりかーーーっっ」とのけぞってしまいました…ほんとに100%だな…
ria

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