今日は友達の家でバーベキュー。彼女のだんなはKiwiで、飛行機のパイロットである。今はオークランド空港の管制塔で働いている。

 彼らのおうちはオークランド中心近くのうちらのフラットからだと、40分近くかかる郊外にあってとっても広い。それで、バーベキューの後はみんなで庭の手入れなどしてしまった。
 うちのシソもわけてあげた。
しかし、彼女の薔薇は黒点病が出まくっていて、そのまま放置していたため、ほとんどの葉っぱが真っ黒。しかたないので、ひどいのは切り取って、のこりは薬をかけて、回復を祈ることにした。

その時芝生でサンドフライに4箇所もさされて、今だに痒くてもだえ苦しんでいる。
 サンドフライは、果物にわくハエくらい小さいんだけど、刺されると1週間以上も腫れ続ける、小さいくせにアブやブヨ並の毒をもった虫なのだ。

 これに比べると、蚊なんてほんとにかわいいものだ。
あー痒くていらいらする!!

薔薇の季節なの。

2003年12月6日
午前中はダンスレッスン。今日はクイックステップ。前の先生と、どこか音を取るテンポ(というか踊りだし)が微妙に違うので、クイックステップみたいな早目のだと、まだちょっとだんなさまと戸惑ってしまう。

 今日はパーネルローズガーデンに行ってきた。(これも写真見られるようにします…)
 最近すっかりガーデニングにはまっている有閑マダムのようなだんなさまが行きたがったから。
 今ニュージーランドはまさに初夏、薔薇の季節なので、ほんとにきれい。しかし、薔薇の世話ってけっこう面倒なんだけど、昔私がまだサンタクロースを信じていたころ、うちのままりんが家の横にたくさん薔薇を咲かせていた時は、こんなにちゃんと面倒みていたのだろうか…。
見に行ってきました!
ニュージーランドロイヤルバレエの。
すごいよかったーーー久々に舞台で感動した。

私はもともと劇とかミュージカル派なんだけど(もと演劇部っす)2.3ヶ月くらい前にネットで調べたら、ニュージーランドロイヤルバレエは学割が効くことを発見!

しかも10%セントオフとか、そんな生半可な割引ではない。
今回は70ドルくらいの席が、(それでも日本でだったら、7000円相当、と思ったら安いけど)なんと23ドル!
 二階席のどまんなかで、かなり近かった。

そもそも、学生証をもってるのはだんなさまだけで、彼のチケットだけがその値段になるだけでも、安いや、と思って、チケットを買いに行ってもらったのに、なんと2枚とも学生で買えたという。自分の学生証見せて、「学生2枚」といったら、それで買えたって。
 このへんが、ニュージーランドの適当でいいところなんだよな…。

そんなわけで、20ドルならどっちにしても見る価値充分、と思っていったけど、なかなかどうして、思った以上にとっても素晴らしかった。全部で二時間。

 ウェンディがとっても優雅で美しかったし、タイガーリリーの衣装もかわいかったし。ティンク役の人はとっても小さくて、ほんとにティンクのようだった。
 ジョンとマイケルがウェンディよりでかかったけど…仕方ないけど。

 休憩時間に気づいたんだけど、やっぱり観劇とあって、普段とてもカジュアルなかっこうの多いKiwiも結構ドレスとか、お洒落な格好の人が多く、ロビーにワインバーが出て、幕間にワインなんか飲んでるのが(しかもながーいワイングラスで) 素敵だった。
 
毎年3種類の公演をしてるそうなので、来年またいこうかな。
楽しみにしてたんだけど、いかんせん、今は予算で忙しい時期なんですよ…おかげで今日は残業。ま、年に数回しかないからいいんだけどね。

バーベキューの時にはオークランドにあるよさこいダンスチームが来て踊ってくれた。

 なんかクラブ活動ってかんじ…ほとんどワーホリの人がメンバーだっていってたし。

 永住者にもっと入って欲しいので、と私も熱心にさそわれてしまったが、申し訳ないが、絶対しないと思う…。

ボールルームの方が、100倍奥が深いし、あの簡単な振付おぼえて踊れるようになっても、それだけのことだよね。もっと上があるわけじゃないし。(日本にも団体があるそうなので、日本のやつはもっとちゃんとしてるのかもしれないけど…今日見た限りでは、小学校の時とかに運動会で踊ったのと大差なかったような…わざわざきてもらったのにすいませんが)

 そもそも私は、コンテンポラリーなものがあまり好きじゃない。何でもトラディショナルが好き。だから史学科だったわけだが。

 宗教も、カトリックとか仏教とか好きだけど、なんでそういう歴史ある立派なものがあるのに、わけわからん新興宗教信じる人がいるのか理解に苦しむ。日本のお寺も好き。ヨーロッパ行った時も、移動日以外は一ヶ月ほとんど毎日美術館を回りまくったけど、コンテンポラリーアートには行く気がしないし。

 ま、話はそれたが、日本式でも西洋式でもなんでもいいが、とにかく私はなんでもトラディショナルが好きという話さ。

 だから、ああいう中途半端(ああ、本音が…)な踊り覚えるくらいなら、ワルツの一つでも、できるようになったほうが楽しいのにな、と思うわけなのだ。

 いろいろな人がいるからいいんだけど、そういうわけで、私はどんなにお誘いいただいても参加はしないと思います…。

とんかつ

2003年12月2日
今日はとんかつ(だんなさま作)。フラット生活で、油の始末が面倒なので揚げ物はあまりしないんだけど、シソつんできて、それも一緒にてんぷらにして、おしいかったー。

最近揚げ物も上手になってきただんなさま。ははは。
もう12月、はやいなあ…。今がもっとも日がながく、ほとんど9時まで明るいので、一日がながい。

 5時に仕事を終えて帰宅。6時ごろの夏の夕方をシソに水をやったりしながらのんびり。(だんなさまがせっせと鉢を増やすので、いまや部屋の前にはズラーッとシソが並んでいて、おいしくいただいている)

それから7時ごろにのんびり夕ご飯。

そして8.00からダンス。
ダンスってほんとに有酸素運動だと思うよ…ずっとつま先で立ってるしね。腕を使うので、肩こりにはきくはず。

 今日は、サークルチャチャというのをちょっとやって笑ってしまった…。
チャチャはけっこう得意なんだけど、このサークルチャチャというのは、全員輪になって、1パターン踊って、くるっとパートナーが入れ替わるの。音楽が終わるまで内側男性、外側女性でぐるぐる回りながら踊るので、簡単なんだけどテンポがはやくて笑っちゃう感じ。

家に帰ったら10時。それからだんなさまがかぼちゃのプリンを作ってくれたので(これで数回目だけど、かなりうまくなってきた)おいしくいただく。

うちのだんなさまは私の数倍は主婦の才能があると思う(部屋の片付け以外は)…料理にしても、ガーデニングにしても肥料をやったり土を変えたりたいしたもんだ。

日本と違って、ちゃんと五時に会社が終わるっていうだけで、毎日こんなにいろんなことができるんだなあと思う。
と、突っ込まずにはいられない…

昨日、社内のクリスマスのイベントスケジュールが回ってきた。Kiwiがいかにクリスマスをよくいわうかは知ってるつもりだったけど、イベントの多さにさすがにびっくり。


その?クリスマスデコレーション賞
期間12月1日〜
社内の自分の部署をもっとも美しくクリスマスデコレーションした部署には賞が送られます、というもの。

その?
12月3日4pmから クリスマスバーベキュー
ついでにどっかのダンスチームがやってきて、パフォーマンスしてくれるらしい。

その?
12月12日(金)
Wine, cheese & games evening
Games include mini golf, sack races, egg throwing competition and volleyball. Prizes will be awarded.

 その?
12月13日(土) 子供のためのクリスマスパーティ
子供のいる人は、家族連れで本社でゲームやパーティするらしい。サンタも来るらしい。

その?
12月19日(金) Secret Santa & Morning Tea
 Santa will be giving out presents, lucky dip style, to all those that contributed a present, followed by Xmas morning tea

その?
12月20日(土) クリスマスパーティ
これはホテルの広間を借り切ってする巨大パーティ。DJとかも来て夜中まで騒ぎまくる。

12月1日〜20日までのたった3週間にいくつイベントやれば気が済むんだーーっっ道理で12月はどこのオフィスでも仕事がはかどらないわけだ…
 とにかくすごいでしょ?

梅雨か?

2003年11月26日
そろそろ年初予算の数字がでてくる。
HPもそろそろアップしようと思っているのだが、仕事でもパソコン使ってる時間が多いから、これ以上やるとまた目が悪くなりそうで怖いんだよね。
はーいくらやっても目が悪くならないパソコンが欲しい…。

* * * * * * * * * * * * * *
ジャパンデイのリサイクル本で買った井上靖のしろばんばを読だ。なんかなつかしー…確かはじめて読んだのは、小学校5.6年のときだ。中学受験の最中だったから。
 そう考えると、母国語なら、12歳にして大人とほぼ同じものを読む能力が備わるのだなあと感心。
 

 3.4日前から天気がおかしい。その前はずっといい天気が続いていたから。確かに、11月はどこかの週で梅雨のように雨が降り続くことが多い気がする。
3年前、両親が遊びにきて、雨が降りまくったのも確か11月だった。

お昼に`LogisticsのJoyceとそんな話をしていた。
わし「最近雨おおいね」
Joyce「この週は毎年そうなのよ」
わし「毎年この週だっけ?」
Joyce「結婚記念日が今週末だけど、この国に来て18年間 (Joyceはイギリス人)、雨が降らなかったことはない!(きっぱり)」

これは信憑性のある意見だー。

ジャパンデイ

2003年11月23日
今日は年に一度のジャパンデイと呼ばれるオークランドに住む日本人主催の日本人祭り。毎日まつりだな…。

 広めの体育館でするだけだし、毎年同じなので、それほどたいしたことはない。それでも何故か毎年すごい人出。オークランドの日本食レストランなんかが出展するので、けっこうおいしい出店がでるのが楽しみだし、フリマでは日本語の本を売りに来ている人がけっこういるのでそれを目当てに行く。

 真ん中の舞台では、オークランドにある空手教室とかの型の演舞とか日本太鼓とかよさこいソーランなんかがパフォーマンスをする。

 一番雰囲気を表す言葉は「高校の文化祭」かな。空手にしても、太鼓やダンスにしても、やってる人数もたいしたことないし、ほんとうにうまい人がいるわけではないし、MCなんかも含めて、まさに高校の文化祭レベル。

 ただ、食べ物だけは、普段日本食に飢えている日本人にとって、レストランがやってるからけっこうレベルの高いものや、普通は入手困難なものが食べられるから、文化祭以上といっていいと思う。

 抹茶あずきアイスとサーモン寿司とウナギの蒲焼弁当を購入。
本も去年に引き続き10冊以上買えたので満足。


 この催しには、毎年ちょっと微妙な気持ちにさせられる。
少しでも日本文化を伝えようとする気持ちもわかる。
ここで子供を育てている日本人や、日本人とKiwiのカップルが子供に少しでも日本の雰囲気を味あわせようとつれてくるのもわかる。
踊ったり歌ったりしてる人が、文化祭と同じで内輪だけで盛り上がってるのもまあ許そう。
 私も子供がいたら、やっぱりつれてくるとは思うし。

それでもこのお祭りはやっぱりニセモノ。日本の本当のお祭りに、雰囲気も、粋な感じも、比べるべくもない。

 何もかもが本物とは違うけど、これを見たKiwiは日本の祭りはこんな感じだと思うかもしれない。

 日本とKiwiの交流のためにも、ないよりは、絶対いい。

でも、どうしても付きまとうニセモノの感じ、全てが二流な感じが、私にいっそう、本物の日本を懐かしく思い出させる。
朝一で車検(WOF)にいく。
実は先月切れていたのだが、3月に買い換えたときに今までと車検の月が替わったので、すっかり忘れていた。

おまわりさんに見つかったら、300ドル以上罰金取られるところだった…よかった。

車検といっても、簡単なチェックで費用も日本と違いたったの25ドル。エンジンオイルもついでに変えても20分程度で終了。

* * * * * * * * * * * * * * * * *
そしてそのまま資生堂の工場バーゲンにいく。

資生堂はニュージーランドに工場を持っていて、独自のブランドもある。日本とほぼ同じ商品も売っている。

そこで、年に一度バーゲンがあるのだが、告知するわけではないので知り合いでもいないといつやるのか知ることはできない。幸い知り合いが働いているので、招待状を送ってもらった。

そして、これがもうべらぼうに安い。

多くの女性のみなさんはご存知の通り、日本で資生堂の商品を買うと、ほぼ全てが最低3000円−4000円から。この間帰国したときコンシーラーとアイシャドウをかったら、それだけで6000円した。

ところが、このバーゲンで同じ商品がほとんど全て10ドルで買える。

結局、ファンデーション、プレストパウダー(両方ケース入り)、リキッドファンデ、プレメイクアップクリーム、化粧水、制汗スプレーと、これだけ買っても約60ドル(約4200円)。
 日本で同じものかっ    たら2万円はするだろう。

実はほとんど最低限しかメイクはしない私だが、1つ10ドル(約700円)で、マツキヨの安物のコスメと同じような値段で資生堂が買えると思うと張り切って買いすぎてしまった。
 それでも60ドルだからぜんぜんOKだけど。

 1つ不愉快だったのは、私がついたときはなんとNZだというのに入場制限してて、入るのに15分程度待たなければならなかったのだが、この列でも中国人が横入りしようとしたり、ずるして次に入場できるように分けてあるグループにもぐりこもうとしたりして、Kiwiに「ちゃんと並びなさいよ!」と注意されていたこと。
 Kiwiに同じ中国人と思われると思うとうんざりした…。(彼らには区別できないからね)

 その注意したKiwiのおばちゃんは、毎年来てるらしく、「去年も中国人に注意したのよ!」と一緒に来た友達に声高に怒りをぶつけていた。
 ほとんとに中国人てばどこでも…(怒)。

* * * * * * * * * * * * * * * * *

 午後はうちの近くの公園で毎年行われるGrey Lynn Park Festivalにいってきた。公園といっても広大な公園なので、フリマのような感じ。食べ物とかクラフトなんかの出店がずらーとでる。まあ毎年同じでたいしたことはないんだけど、とにかく近いのでつい毎年行ってしまう。

* * * * * * * * * * * * * * *

そして夜はラグビー観戦、イングランド対ワラビーズである。
シドニーでは雨がかなり降り続けている様子なので、イングランド有利の予感。

今回はどっちを応援しながら見るか微妙な気分だったが、そんなこと考える必要ないくらい、ものすごくいい試合だった。

イングランドもちゃんとトライをとったし、オーストラリアのキッカーも、そんなに好きではないけど、(かっこよくないから。ものすごくかってな理由だけど、何度もアップになるキッカーには、見栄えのいい人になって欲しい…イングランドのウィルキンソンはそういう意味でも◎)残り1分半でキックを決めたときには、よくやった、えらい!とほめたたえてしまった。

 そしてラグビーでははじめて見る (ま、観戦暦3.4年の私がいうのもなんだが)延長戦。最後はウィルキンソンのゴールで試合は決まり、イングランドのシナリオどおり!という感じだったけど、イングランドはほとんどリードし続けたからよかったんじゃないかな。

 今回は試合自体がほんとに面白くて、ニュージーランドが勝ったものの試合自体は気が抜けちゃってた三位決定戦に比べて、イングランドとワラビーズのサポーターがちょっとうらやましかったです。

日本語考

2003年11月21日
昨日ロレインとしていた日本語の長文読解の続きなんだけど、彼女と話していると、違う側面から日本語を見ることになるので、とてもおもしろい。

ロレインの質問?
「なかなか」って何?

例えば「なかなか着かない」「なかなか始まらない」。
ガイジンに説明すると思って、ちょっと自分で答えを考えてみてください。
















私の回答
この場合、なかなか、というのは、some kinds of expectations(ある種の憶測)があって、それに対して事実がどうなのかを述べるものだと私は結論した。

 例えば、「なかなか着かない」は、予測していた到着時間があるけど、それになっても着かない。「なかなか始まらない」も同じ。
 また、「なかなかいいね」も、それに対して何か既に想像していて、その思っていたものよりも、結果が「いい」ということなのだろう。


ロレインの質問 ?
それじゃ、「なかなか」と「結構」の違いは?

「なかなかいい」or「けっこういい」…

Thinking time 30秒………………….













私の回答
事実に対して、事前の憶測があったのは同じだけど、おそらく「結構」のほうが憶測の内容が悪い。

例えば、「このお店、なかなかいいね」は思っていたよりいい、という程度だけど「このお店、結構いいね」は、もっとろくでもないのを期待してたけど、意外と思っていたよりはるかに結果はよかったということ。

きちんと即答できた人、すごい。


ロレインの質問 ?

「立派」ってなに?


なんだろう…
これはいまだ悩んでいます。
日本語ですら説明が難しい。
立派な人、を英語で説明しようとしても、ただのgood じゃたりないでしょう。「立派な建物」…Nice building?違うなー「立派になったねえ」「それは立派な行為だ」「彼は立派にやった」…
 ちょっと「えらい」に通じるものもあるかと思ったんだけど、(「えらくなった」「ちゃんとやってえらい」等)えらい自体が英語にできないからなあ…。前に説明しようとしてすごい苦労した。

立派ってなんだ?
日本語でもいいので説明してくれー。

アフター5が忙しい

2003年11月20日
最近年初予算の作成が近づいてきてちょっと忙しくなってきた。佳境に入ると、何十枚ものエクセル作ったり、パワーポイント作ったりするのに疲れ果て、sick of computerになるのは目に見えている。できることは今のうちにやっておこう…。

* * * * * * * *

 今日は会社が終わってからが異常に忙しかった。仕事中にロレインからメールが来て、どうしても日本語の長文読解でわからないことがあるから今日の夕方ちょっとうちによってもいいかという。

 ほんとうは今日の夜は予定があったんだけど、もうすぐロレインの学校(私が通っていたとこ)の期末試験だから、急ぎなら仕方ない。4.50に会社を飛び出し、家についたら5.35。約束どおりすぐロレインが来たので、それから二人で1時間日本語の長文読解。

彼女の日本語は、多分まだ日本の中学校2年レベルで、会話を成立させるのはむずかしいので、うちらの会話で日本語を使うことはない。いつか日本語と英語、混ぜて使えるくらい、ロレインがしゃべれるようになったら面白いんだけど。

 この間、7.30から久しぶりにリンダのダンスに行く予定だったので、だんな様が夕飯を作る。実は昨日までだんな様が期末試験だったので、私がしばらくご飯を作っていたから今日は心おきなく作ってもらう。リンダのダンスにずっと行けなかったのも、だんな様が木曜は夜のクラスを取っていたからで、学期が終わった今、久しぶりに参加できるのだった。

* * * * * * *

 7時から急いでご飯を食べて、そして出発。久しぶりにいったら、みんなが歓迎してくれてうれしかった。前より人がずいぶん増えているように感じた。やはり、出身したとこだから、あそこの雰囲気が一番落ち着くなあ。

* * * * * * * *

 そして9.45に急いで会場をあとにする。なぜなら今日は夜10時から最後のオールブラックス戦だから!三位決定戦だから、もりあがりはイマイチなんだけどね。

 相手はウルトラ警備隊のフランス(そう見えません?あのユニフォーム)。結果は圧勝だったけど、やっぱり盛り上がりがイマイチだったなあ。どっちも集中力が欠けて(特に最後のほう)つまんないミス多かったし。

この間負けて、オールブラックス監督のミッチーの進退が随分話題になったけど、何のスポーツにしても監督って勝ってる間はいいけど、負ければ責任取れだの辞めろだのいわれてつらいよね。

 決勝はどっち勝つかなあ。
なんか忙しい…。

 12時から友人Yの結婚式。タカプナの近くの教会で。彼は機会があれば、周辺の女の子に手を出しまくっていくタイプだったので、みんなに式の前から「年貢の納め時」とつっこまれまくる。

 お嫁さんのJちゃんのほうは、彼の配偶者ということでYくんのワークビザでビザ申請をしているのでまだビジタービザ。

 教会での式だったが、今まで人の結婚式に出ても、ただ漫然とみているだけだったのが、一度自分が何から何まで検討して手配したことがあると「あー音楽はこうしたんだー」「あー入口のデコレーションはこれにしたわけか」なんていう目で見てしまう。
 1度は自分のために、あらゆる選択肢を検討したり、資料とりよせたりしてるわけだからね。

 日本から来た親族と、NZの友達10人とかのこじんまりした式だったけど、非常にいい天気で、よかったと思う。いい天気すぎてフォトツアーの間は日焼けが気になって仕方ないくらいだったけど。(NZの紫外線をなめてはいけない。オゾンホールの真下だから)

こうしてみると、NZは夏はしぬほど暑く、冬は死ぬほど寒くて外で快適に過ごせる期間が短い日本と違い、雨さえふっていなければ、外での結婚式がとってもきもちいいから結婚式向きの国なんだと思う。
 海外ウェディングをお考えの方、是非ご一考を。

今回はレセプションもパーティもしないということだったので、式とフォトツアーを終えて帰ったらまだ2時半だった。他の出席者の人にランチに誘われたけど、うちのだんな様が来週期末試験で追い込みの勉強中のため断念。
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 そして、フラットメイト大工のKちゃんとその彼女を、約束どおりBig Toys Boysというイベント会場につれていく(だんなは勉強)。

このイベントは、今週末3日間にわたって行われた”大きな男の子のおもちゃ”というその名の通り、大人が喜びそうなコンピューターだのお酒だのアウトドアのバーベキューセットだの車やバイクだのの一大イベント(NZにしては)。
 私の働く会社が今回ここで結構大きな展示をしてて、日本用に写真を撮影する必要があったので、私は展示者用の入場パスをもっていた。

 通常入場には$16ドルもとられるので、従業員用のところから、Kちゃんをついでで入れてあげたのだ。車好きの彼はポルシェだのフェラーリだのF1カーだのの展示で大喜び。

 私は仕事で必要な写真を取りにいったんだけど、きっと日本だったらきっともっと込み込みで大変なことになると思うんだけど、いくらかなりの人出とはいえ所詮NZ。けっこう空いてた…。
 だから、盛況そうな(うちの会社のブースがお客さんにあふれているような)写真をとってこいとの指令だったけど、これがなかなか難しくて。

 日本だったら、人が多すぎていい写真がとれないってことになるのかもしれないが、さすが人より羊のおおいNZ、なかなか人ごみの写真が取りたくても取らせてくれないようだ(すきすきで)。

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はー今日は長い。ラグビーの話。

まず一言。
イングランドよ、キッカーがいいのはわかったけど、トライなしっていうのはどうなんだー?それでいいのか?

 なんかフランスのほうがちゃんとトライとったのに負けちゃうっていうのもなあ。確かに土砂降りで、走りにくい状態だったから、イギリス有利なのはわかっていたものの。

会社には、イギリス人も何人かいるので、それについてどう思ってるのー?ときいてみたら、
「どこだって、もしすごいキッカーがいるチームなら、きっとああするでしょ?」
といわれてしまった。私はオールブラックスがああいう試合したら盛り下がるけどなあ。そういうもんかー?
 NZの番組コメンテーターも、点改正の要求がでるかもしれませんなーといっていた。

来週の決勝は、キックだけで勝っちゃったイングランド対今までずっと不調だったワラビーズ。なんかどっちが勝っても癪だなあ。
 お客さんは見るからに大入り満員。はやりホームだから、観客席はワラビーズの黄色でいっぱい。試合前のインタビューでは、おさるのジョージが、ワラビーズは徹底的にスペンサー中心にマークすると宣言しており、ルーベンス・ソーンがそれに対して望むところだ、みたいなことを言ったりして白熱。

 当然、わたし的には、トライネイションズのときくらいの勢いでオールブラックスに勝って欲しかったのに…のに…。

まず一言。
いやーっっなんで負けちゃうのーーーっっ。

確かにワラビーズは頑張った。今年は今まで不調と思われていたのに、去年を思い出させるいい守備だった。

 オールブラックス対ワラビーズだと、いつも競って競って点が入らずサッカー並みに1トライと2トライ、とかで試合が終わることも多い。今回もその典型のような試合だったけど、そんな中ではほんとに1トライが大きな意味を持つ。

 だから、1つ目のオールブラックス、ムリワイーナのトライはなかったことにされたのは痛かった。あれはノックオンにされたの?足は確かに出てなかったと思うけど…。
 確かにきわどかったから、どちらに判定が出てもおかしくなかったのかもしれない。でもそれならその直後のスペンサーのパスをインターセプトしてトライされちゃったやつ、あれオフサイドじゃん?!ちがうの?あーいまだ何がオフサイドなのかどうかよくわからん。

 結局始まって7.8分のときのその判定に始まって、審判の判定が終始ワラビーズに有利だったことに文句ぶーぶーだった我がフラットでした。やっぱり相手のホームだから、そういう判定になりがちなんだろうけど、やっぱりなー。

 だから結局敗因は、最初の2つのトライと、その後有利な判定でちょこちょこもらったキックを、ワラビーズが確実にものにしたということだー。

 まあワラビーズは今回もっともNZを苦しめたウェールズの試合を徹底的に研究したということらしい。ウィングではかなわないから、とにかくど真ん中にボールをあつめてあつめて、スペンサーとマーシャルをつぶす(ほんとにつぶされたけど…)。その作戦が、功を奏したということなのでしょう。

 マーシャルの控えのケアロハは、うちらの中では(暴れ)はっちゃくと呼ばれていて(けんかになるといつも先頭にいるから)、たまにはっちゃくが出るとうちらも楽しいのですが、今回ばかりはマーシャルが欠けたのは痛かった…。

 あーあ、イギリスとあたるとこみたかったのになーつまんないなー残念だなあー。

会議中

2003年11月13日
会社のソリシターかなんかから電話がきて、「おたくのKenの肩書きはなんでしたっけ?」と聞かれた。

ケンはヒューマンリソースマネージャーだったが、最近は組織改正かなんかで肩書きが変わっていたが、新しいのがわからない。

それで仕方なくあたふたと打ち合わせ中のケンを探してノックした。
打ち合わせ中なので、部屋はしんとしている。
「ごめん、Ken、新しい肩書きなんだっけ?」
すると、GEのスティーブンが
「彼の新しいタイトルはidiotだよ、忘れないで」
といったので、部屋にいるほかの人たちがくすくす笑う。
するとKenが
「頭のiはCapital(大文字)なのを忘れないように」
といったので部屋中大爆笑。

会議の途中でもこういうギャグをとばしまくるこの人たちはすごいと思う。

中国人考 その3

2003年11月12日
ネットで中国人のこと悪く書きすぎだーとままりんにおこられちった。確かに日本にいる、日本語読める中国人の人が見たら怒るかな?ごめんなさい。

 でもわかって欲しいのは、私は別に人種差別ってわけじゃなくて、具体的に迷惑をこうむった時にだけ、私が怒ってるってことさ(今回のは、広いモールのなかで、ずっとついてこられたのが気持ち悪かっただけだけど)。なんども言ってるけど、中国人の友達もいるし、中国人にだっていい人はいる。

 でも、建物の中につばはくし、前に書いたとおり、渋滞の中、道を譲ってあげてもこっちをちらりとも見ない。
 プールに行けば、更衣室でお店広げて占領して、銭湯とか大浴場とかの習慣のないこの国で、全裸で石鹸でからだごしごし洗ってるし、桟橋から釣りをしてれば人の目の前に平気でさおを通してくる。
 学校ではやたらカンニングさせろとかのノートうつさせろとせまってくる。
 ダンスでも、仲のいい中国人の人はいるけど、全体的には中国人はぶつかってきてもほとんど謝らない。Kiwiはちょっとぶつかったり、こっちがむしろぶつかってしまったときでも、”I’m sorry” ”Excuse me”とすぐ謝ってくるので、お互い気持ちよく謝りあえるが、やはり中国人はぶつかってもこっちを見向きもせずいってしまう。

 わたしが思うに、これは差別とかそういうんじゃなくて、「コギャルむかつく」とか「電車でオヤジに突き飛ばされた」とかと同義語なのだ。全てのコギャルとオヤジが悪い人ではない、なんて注釈つけるまでもないのと同じで。

 まあ足をガッと踏まれたとき「あのオヤジムカつく」ならいいけど、「あの中国人ムカつく!」というと人種差別に聞こえちゃうのかもしれないから、気をつけたほうがいいのかもしれないが。

 でも、日本にいて人種差別っていうと、概念の問題だと思うけど、ここだと単に痴漢にむかつくとかと同じで、毎日の生活の問題なんだよね。

 これだけいろんな人種のいるオークランドで、これだけ中国人ばかりが悪い場面で目に付くというのはどうなんでしょう。ここにいる中国人には、「人に迷惑をかけないのが美徳」という概念が薄い気がする。
 いつも回りに気遣うよう教育されてる日本人は、郷に入ったら郷に従え、で比較的NZの常識と非常識を取り入れようと無意識にでも、してると思うんだけど(もちろんそうじゃない見るに耐えない日本人をみかけることもあるが)。

日本語の流暢な中国人がいたら、聞いてみたいところです。

黒い鳥

2003年11月11日
前にも書いたが、今NZは春まっさかりなので、どこもかしこも鳥のヒナだらけだ。家の、台所の目の前の木で、毎日スズメやブラックバード、マイナなんかが、巣立ち直前のヒナたちにえさをやったり、飛ぶのを練習させたりしている。

 うちのよっちゃん(ネコ)が巣から落ちたスズメのヒナをもてあそんで半殺しにしていたのを助け出したのも去年の今頃。あの時はだんなと交替で2.3時間おきにえさをやって巣立ちまでもっていくのに1ヶ月かかり大変でした。かわいかったからいいけど…。

 今年は何事もなく巣立ちを迎えるかなと思っていたのだが、2.3日前、夜10時ごろ裏口から外に出ると、なんと裏口のよこの階段に巣から落下したと思われるブラックバードのヒナがちょこんとのって熟睡していた…。

思わず「こんなところで熟睡するな〜」とつっこむ。
よっちゃんに見つかったら一発だ。

 ブラックバードのひなはものすごくかわいい。とにかくまん丸。巣立ち直前と見えて、体も大きいけど、まだ親のように真っ黒ではなくヒナっぽい。(近々写真みられるようにする予定なのでお楽しみに)

 去年、スズメのときにネットでいろいろ調べた知識が役立つ。曰く、親はけっこうヒナを捜しつづけるので、大丈夫そうならむやみに保護しないこと。また、手でさわって人間の匂いがつくと親が世話しなくなるので、できるだけさわらないこと。

 去年はさわらなければ無理なほど衰弱していたが、今回はそうではない。しかし、こんなとこにいたら、朝までによっちゃんか食べちゃうのは確実だ。

 そんなわけで、さわらないようにして網のくずかごにいれておき、朝夜明けとともに、いつも鳥のいる裏庭に放したところ、親がちゃんと迎えに来て事なきをえたのでした。
よかったよかった。
日中は一日掃除と午後セカンドハンドとチャイマ(=チャイニーズマーケット)で買い物。その際変な中国人にナンパされる。

「日本人ですか?」(かなりたどたどしめの英語)
「そうですけど?」
「中国人に見えないなあと思って…」(註: チャイマなので、まわりは中国人だらけ)
「そうですか。」(いやいや、中国人に見られたら厳しいものがあるでしょ… 註: 中国人のファッション、化粧等は日本人からすると2.30年おくれているように見えるので、同じ顔つきでも、日本人には区別できる。)

となりの店にはいると、いつの間にかついてきていたらしくまた話しかけてきた。

「中華料理好きですか?」
「はあ…すきですけど」

そして駐車場で車に乗ろうとするとまた現れて、(巨大パーキングなので、ついてきていたものと思われる)

「なんか僕のSisterにすごく似てるんですよ」
「はあ…(さっき中国人に見えないっていったやないの!しかも君のオハチの大きさからしてありえない気が…)」
「AUT(オークランド工科大学)で勉強しています」
「そうですか。(この英語のたどたどしさからいって、大学じゃなくて併設の語学学校のほうだな)」
「学生ですか?」
「いえ、働いてます」
「Kiwiの会社ですか?」
「そうです」
(ここで、自分とはランクが違うと悟ったと思われるが、ごそごそ名刺を差し出す)
「あの、ここで働いてます。電話番号を教えてもらえませんか」
「できません(見ず知らずの人に教えるかっつーの)」

それで車を発進させてから気づいたけど、
「結婚してますんで」
といえば、早かったような…(都合のいいときばっかり既婚主張)。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 ところで、やっとラグビーの話。
今大会は、次のオールブラックス対イングランドが事実上の決勝戦といわれている(ランキング1/2位だから)。オールブラックスの現在の最大のライバルと思われるイングランド戦なので、真剣に観戦。勝つためには、まずは敵を知らないと!

感想?
でも、とにかく思ったのは、ウェールズ強いね!
予選でオールブラックスにも大健闘だったけど、イングランドにリードして前半折り返すなんて、まぐれじゃなくてほんとに実力がついたんだね。

感想?
イングランドのキッカーうまい。
なんで横向きにけりはじめるのかわかんないけど。

感想?
ウェールズを通してみると、オールブラックスのほうがイングランドよりも大きな点差で勝てたけど、わかんないなあ。かてるかなあ。

でも、万が一オールブラックスが負けて、さらに不調と思われるワラビーズがフランスに負けでもしたら、南半球でイギリス対フランスという、オジーにとっては悪夢のような決勝戦になってしまう。

フランスは、ワラビーズが惨々てこずったアイルランドに余裕で勝ってるしね。

頑張れ、南半球勢!(ラグビーで負けたら勝てるのないじゃん!)
ワールドカップ中はラグビー観戦日記になってますな…。

 ついに決勝リーグスタート。今度からは、試合が週末だけになってしまったのでちょっと残念。1回戦はつぶしあいがあるなあ、NZと南アフリカのトライネイションズ同士と、イングランド対ウェールズとか。

 今年のオールブラックスなら、サウスアフリカにはまず勝つだろうと思っていたけど、今まで負けたこともあるので万が一のこともある。

 ところがそんな心配を吹き飛ばすような、スペンサーの笑っちゃうプレイ続出で、試合中笑い転げてしまった…なんであんな面白いプレイができるんだ、スペンサー!

 まず、ドロップゴール2回連続はずし!あんな目の前で連続ではずすなんて、スペンサーらしいというか…(今回は勝つと思ってたから笑えたが、接戦だったら笑えんけど…)。
 ロコソコにトライさせた股下パスも大うけ。
まあ、ほんとに彼はトライのチャンスを作り出す力がすごいんだけど。スペンサーから俊足Wingロコソコかダグにつながるブルーズのラインはほんとに見ていてスカッとする。

結局、29対9で、サウスアフリカ相手にしては、かなりの点差で勝利して大満足だったのでした。

 つづいて、ワラビーズ対スコットランドの試合だったけど、今年のワラビーズはなんか精彩がないのはどうしたことだろう。トライネイションズに、オールブラックスに何十年ぶりだかの大敗してから、それが目に付くようになってきた。
 ここまでも圧勝がなく、なんとか勝ち進んできてる感じ。

 去年よりおさる(*ジョージ・グレガンのこと。サルっぽいので、”おさるのジョージ”からとっておさるとよんでいる。でも鼻筋が通っていい男だと思う)の動きも目立たないような気がしている。
 いままでおさるのおかげで、ずいぶんと苦汁を飲まされてきたオールブラックスだったけど、おさるがよすぎるせいで、みんなが頼るので他の攻撃のパターンが育たないのかなあとだんなは言っている。

 折角のシドニー開催のワールドカップ、ワラビーズがもうちょっと頑張らないと、オジーが怒っちゃうぞ。

突然の電話

2003年11月6日
 昔仲がよかった先輩から突如電話がきてびっくり!しかも向こうも海外から。
国際携帯電話通話である。もう4.5年はあってなかったというに、突然だ。たしかに、思いつく友達やら知り合いには、NZの連絡先はメールで送ってはいるものの、メールは着ても、電話までかけてきた人はほとんどいない。
 そんなわけでなんだかすごい楽しい気分♪になった。

 でも、切った後で考えたら、なんか突然つらいこことかあって、あっちでは人に電話できる時間ではなくて、時差のあるNZに電話してきたとかだったりして…

 舞い上がってしゃべっちゃったけど、もうちょっと注意深く聞けばよかったな、と思った。仕事でほとんど日本にはいないし、社会的にはこれ以上ないというほど成功してると思われる人だから、そんなことないか。

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ria

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