コンピューターがおかしい。特定のワードファイルが開けない。それで、朝からITの人を占領してパソコンみてもらうが回復しない。
ITも理由がわからないという。

実は私は、日本語版のWindowsを使っている。日本の本社からは日本語のものしか送ってこないし、私もこのほうが使いやすいから。
でも、こういう場合、私はつきっきりで、日本語の画面を英語に訳し続けなければならないことになる。

こっちの大学でコンピューターも少しとったから、基本的なウィンドウズに出てくる英語は知ってるので、それを訳すのは簡単だ。
でも、日本語でも、めったに現れないようなエラーメッセージが出てくることもある。しかもエラーメッセージって、それが日本語でさえ何言ってるかわっかんねーっっというようなものが多い。
そうするとITと二人して頭を抱えることになる。

それからマルコム!(←身長190のITの人)
まちがって私のファイルを一部消去しおって、アドレス帳とかユーザー辞書とか細かい設定が全部消えてるぞ!

そんなことでほとんど1日かかって、生産的なことは何もしてないのにぐったり疲れた…しかも、結局当初の問題は解決されてないし…あー疲れた。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
今日は金曜日なので、友達Gとそのだんな(Kiwi)他の友達総勢5人で北京ダック食べにいく。

そこは北京ダックで有名な中華料理のお店でしかも安いのだ。

特に北京ダックが好きというわけじゃないし、ある種の企画ネタだったんだけど、これがすごくおいしかった!ダックをいろんなものに包んで食べるんだけど。

そのままPonsonbyのオープンカフェまでいって、今日は5人中悪乗りするKiwiが2人もいたので、寒いのになんか大騒ぎして、凍えつつもみょーにもりあがったディナーで楽しかった。
今日は、前回ボンド止めしたタイルの目地入れ。
各自使ったタイルの色を見ながら、好きな色の目地を作って入れる。粉を溶いてぐりぐりタイルに押し込んで、あとは綺麗にスポンジてふき取るだけなんだけど、なぜかそれなりに時間がかかった。
ま、これは練習だからね。
次の作品のためのベースにするものを持ってこいと言われていたので、私は1ドルとか2ドルで買った、写真たてとか細かいガラクタを持っていったんだけど、他の人を見ると、みんな持ってきてるものがでかい!植木鉢といったって、それはでかすぎるんじゃ…というような高さ30センチ以上のものとか、巨大板とか。最初は小さめのものって先生はいったような…

私は地味に練習しよう。

冬到来

2004年5月16日 日常
この週末、ついに本格的冷え込みが来た。

その代わりというか、日曜日中、これ以上ないというほどの風一つ、雲ひとつない秋晴れ。周り中掃除、洗濯、布団干しに勤しんでいる。これから湿った季節がくるからね。
今こっちに旅行に来てる人はラッキーです。寒いけど。

 うちらもまた春(9月ごろ)植える為に、今年のシソの種を収穫し、植木鉢を片したり、部屋を掃除したり、のんびりすごす。
 シソの種はものすごい豊作で、ほとんど稲の脱穀状態。大昔の人はこうやって植物から種を集めたんだろう…きっと。

私は飽きたので(おい)、だんな様が脱穀を続けている間に、明日のモザイクタイルの下地になる、ガラクタを探しに古着屋へ。ここで、1ドルとか2ドルで写真たてだの、花瓶になりそうなビンだの売っているので、それにタイルを張ろうと思ったのだ。

毎年のことだが、日も短く、天気も崩れがちになる冬のシーズンは、習い事に最適だ。
夏の間は週末に山に行ったり海に行ったりするし、9時まであかるいのでつい外出しがちだから。逆に言えば、なんかこういうことでもしてないと、冬の間退屈で盛り上がらない。

やはり1年のカレンダーというのは、北半球で作られたものだなーと思うのは、このとき。偶然かもしれないけど、寒くなって、冬が来て憂鬱なとき、クリスマスが来て、お正月が来て、そうやって季節に一区切りつけることで、冬が楽しく、早くすごせる気がする。
 こちらの冬は5月-8月。5月-8月というのは、当然何一つ行事もないわけで、ただただ何もない、寒いシーズンが続くということになる。

代わりに9月に春になった後は、クリスマスホリデー、夏休み、年明け、そして真夏の1-2月到来、といいことが続くんだけどね。そんなわけで、今年はモザイクで冬が過ごせますように…。
おかげで、今日出張予定だったMDの飛行機がキャンセルとなり、出張延期。出張先での予定も全部キャンセル。実はレンタカーがなかなか予約できず、旅行代理店とすったもんだしてやっと予約できたのに、あれはなんだったんだーーっっ。
霧のせいだ、霧の…

* * * * * * * * * * * * * * * *

ところで、今、隣の席のミシェルがエクセルでなにやら作っており、「ria、ちょっとフォーミュラ(関数)について聞きたいんだけど」といってきた。

 エクセルの関数は、大得意というわけではないが、ifをはじめとする、まあベーシックなものはだいたいできる。

わし「ものによるけど、何を計算したいの?」
ミシェル「この数値に10を足して、そこに12.5%(NZの税率)を足した数字を入れたいの」
そこで、「(数値+10) ×1.125」と入力した。

わし「それで?」
ミシェル「ありがとー」
わし「えっ!?それだけ?」

ミシェルよ、それは関数とかエクセルとかの問題ではなく、算数っていうんじゃ…
Kiwiが算数できないのは有名です。高校で数学10段階中4だった私が驚くほど…(つーか、それ以前の問題だ)。

タイル購入

2004年5月12日 日常
本格的に天気が崩れてきた。
NZの湿った冬がやってくるよ〜。

* * * * * * * * * * * * * * * * *
先生にもらったタイル専門店のリストで、会社から車で10分以内のところが2ヶ所あったので、昼休みに行ってみる。

道具で必要なのが、タイルカッターとニッパーでそれぞれ16ドルと19ドル。
それから、台になる床タイルを買おうと思ったら、「いらないやつがあるから持っていっていいよ」といわれて、なんと数枚タダで入手。らっき〜。

モザイクにする用のタイルはだいたい15センチ四方で、安いのが70セント、高いのが1ドル50セント。上手に切らないで、割れちゃうと、コストが高くつくけど、10枚くらいいろんな色買って、10ドルくらいしかしなかったから、安いんじゃないかな?

昔から絵はかいてるから、トールペイントとかは時々やってきたけど、モザイクは初めてなので楽しみ。でも、ガッシュとエアコンプレッサーで、自分で絵を書くことに比べたら、タイル切って、好きな色にならべて貼るだけなんて、すっごく簡単に思えるんだけどどうだろう。

タイル10枚と台にする床タイル数枚だけど、これが異常に重い。これだけで10キロ近くあるんじゃなかろーか。
先生が、大きい木の箱持って来いといったわけがわかりました…。

モザイク

2004年5月10日 日常
前からやろうと思っていた、モザイクの教室に行ってきた。これも相変わらず非常に安くて、1回2時間のレッスンが7回で50ドル。

よく行くプールのある学校の敷地内でうちから車で10分しないくらい。会社の帰りにそのままでもいけるし、ほんとにらくちんだ。

生徒は全部で10人くらいで、ほとんどがおばちゃんのKiwi。でも、おどろいたことに日本人が1人いて、しかもワーホリじゃなくて永住権持ってる人だっだ。こういうところで日本人に会うことはほとんどないのでちょっとびっくり。

今回は、ハンマーでタイルを叩き割って、なにやらよくわからないものをつくった。

日本の教室だと、タイルはもともと切れてるやつで、デザインも先生が考えたやつがあって、その通りにつくるらしいけど、そんなものはない。
ハンマーで叩き割って、ひたすらダイナミックに好きな色を思い思いに並べてく。

おかげでできあがったみんなの作品は、わけのわからないパワーにあふれたオリジナリティたっぷりの謎の物体。
芸術は爆発だった。

けっこう楽しかった。

次回は、ちゃんと道具使ってタイルカットしながらつくるものを作成予定だけど、これもモザイクの台になるものは、植木鉢でも、床タイルでも、好きなもんもってこーい、という感じだったので、何にしようかな。
今週末で、ついにスーパー12のプレイオフ4チームがきまりました。
結局オークランドブルーズは5位…あーんっ一歩及びませんでした。ま、スペンサー故障中のあまりに悲惨な成績から、ここまで戻したのは立派といっておきましょう。
これで、「オークランドブルーズはスペンサーのワンマンチームか?」の答えがはっきりしましたね。

いえ〜すっ!!
ブルーズのスペンサーがいなかった間の成績はサイアクでした。でもいいの。スペンサーが好きだから。

土曜日の最後の試合は、ブルーズの爆発的な攻撃力を見せ付けた、ファンは大喜びの試合でした。久々の50点ゲーム。スペンサーがいなかったとき、3点しか取れなかったゲームがあったなんて信じられない…。

結局プレイオフにでるのは、ブランビーズ、クルセイダーズ、チーフス、ここまではいいとして、ストーマーズ!お前が納得いかーん!
ブルーズの勝ち点があと1点高ければ4位でプレイオフにでられたのに…ううう。いまさら嘆いても仕方ないですが。
スペンサーの骨折が悔やまれます。
昨日の夜は日本食レストランでしぬほどご馳走になった…刺身としゃぶしゃぶとお寿司とほかにもいろいろ。抹茶アイスとゴマアイスも食べたし。
マネージャーの連れてきた日本人の奥さんは、3歳のお子さんがいるそうで、このあと知合いになれたらいいな。
何しろ同年代の日本人の永住者で友達になれる人は貴重なのだ(いつか日本に帰っちゃう日本人ならいっぱいいるんだけどね)。

そのあと、MDとカラオケバーに行って、ほとんど4年ぶり?くらいにカラオケを歌いまくったよー。他に1組か2組しかいなかったから、バーだけど、相当歌いまくった…。酒は飲めんので、ミルクティーを飲みながら…
(昔、日本でOLだったときも、みんなカクテルとか飲んでるカラオケボックスで紅茶を注文し、上司に「紅茶なんか頼むの?」と聞かれ、「はい、コーヒー飲めないんです」と答えたアホな私…)

しかし何しろずっと日本にいないし、カラオケも行ってないから、「今月の新譜」などというものにはまったく用がないのだった。私がこっちに来たときには、まだ倉木マイとかなんとかが、デビューもしてなかったので、名前は聞いたことがあっても、顔も見たことないからね。

久しぶりに、日本の会社帰りのような雰囲気を味わいました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
そんな感じで、あまりに食べすぎたので、今日は胃を休めようと思ってたら、またしても「今日はマタニティーリーブ(妊娠休暇)に入る2人のために、モーニングティーがありまーす。」というメールが回ってきたので、またしても朝からパイやら春巻きやらサンドイッチやらマフィンをたらふく食べてしまった…

絶対食べ過ぎたって、わし。
マーケティングの秘書ミシェルの誕生日だったのだが、彼女は自分でケーキを買ってきて、10時にみんなにモーニングティーをサーブしてくれ、ランチはうちら女の子4人を誘って、カフェに食べにでかけた。もう相当おなかいっぱいだが、今日は社長の接待?ディナーで日本食レストランに行くんだよね…(接待相手の奥さんが日本人だから)。
 うれしいけど絶対食べすぎだ、わし。

ところで、最近なんか変な検索エンジンにURLがのっかったらしく、今までコンスタントに1日50件程度のアクセスだったのに、昨日はなんとその10倍近い450件のヒットが…なんだこりゃー。
ちょっと意味不明である。私のページに用のありそうな人だけが、ちゃんとした検索で来てくれたほうがうれしいんだけどな…

Fund Rasing

2004年5月5日 お仕事
さっきからセールスマネージャーのグレッグがチョコレートを売り歩いている。

これはNZでよくあることで、子供たちが、学校で何か買いたいときのお金や(新しいラケットだの)、何かイベントの準備金なんかをチョコレートを売って稼ぐのだが、やはり子供たちには限界があるので、こうやって親が手を貸すことになって、職場でチョコレートを売り歩くのだ。

これが結構頻繁なのだが、あまりに頻繁だと、けっこう迷惑なときもある。もちろんスーパーで買ったほうが割安だし、しかも持って来てるのが好きな銘柄のチョコとは限らない。
しかし、見てると比較的みんなよく買ってあげてるので、なんか協力しないわけには行かなくなり、結局はあまり好きなタイプじゃないチョコを、割高で買う羽目になることになる。

しかも、マネージャーが朝からオフィス中歩き回って、チョコレート売り歩いてていいのかね…

いいんだろうなあ、ニュージーランドだから…

イラク人質

2004年5月4日 エッセイ
ずいぶんいろいろな人がイラク人質について書いているのでちょっと考えてみた。インターネットでは批判している人のほうが多いように感じた。朝日新聞の読者の「声」欄では、ボランティアでそこまでしてえらい、とか同情的な意見ばかり取り上げられている。(朝日のハウスオピニオン自体がそうなんだろう。)

わたし的には、どう頑張っても、批判的な感想しか湧いてこない。

自衛隊だの絡めて考えるからわけわかんなくなるけど、要するに、「退避勧告でているような国に自主的に行った結果、たくさんの人に迷惑をかけました。」

これだけのことじゃないの?

解放されてよかったね、とは思うけど、それとこれとは別。

イラクの人のためのボランティアだったって言うことが、同情的な意見の人には大きいウェート占めてるようだけどそんなの関係ない。

1 「新宿でホームレスのために徹夜で炊き出ししてたら風邪引きました。正義のボランティアをするためだったので、国が医療費持ってください」

2 「イラク国民を助けるために、避難勧告が出されてる地域に行ったら誘拐されました。正義のボランティアをするためだったので、国が救助費持ってください」

3 「モザンビークの戦乱で困ってる人を助けに行きます。正義のボランティアをするためなので、飛行機代払ってください」

全部同じに聞こえない?
1の場合だったら、そんなことやるなら、ちゃんと自分の健康管理くらいして、あったかい格好して、それができないようならそもそもボランティアなんかに参加する資格はないと思う。ちゃんと健康管理もしてるのに、たまたま風邪ひいちゃったのなら、当然自己責任で病院にいってもらう。

また、「ボランティアでイラクの困ってる人を助けるのは正義だ」という一つの思想は、宗教に似て、あくまでそれに共感する人たちの中だけで通用する常識だ。
例えばそんなボランティアに一切興味のない人にとっては、そんなことに税金を使うことに納得いかないだろう。
「そんなことを、こんな不適切な(危険なという意味で)時期にするくらいなら、一人暮らしの老人のためのボランティア手伝ってよ!」という人もいるだろう。
「日本の交通遺児のため、あるいは新宿のホームレスのための活動が先よ!」と、別の正義を信じている人は、言うだろう。
そしたら「ホームレスなんて駅のまわりでうろうろされてほんとに迷惑だから、ボランティアされるのも迷惑よ!」という人もいるだろう。

正義に思えることは、人によって違うのだから、それぞれの正義を主張しあっても意味がないのだ。

だから、国が経費を一部でも請求したことは、私には正しいことと思える。
だって、今回の経費を全部国が払ってしまったら、1のように主張した人にはなんて答えるの?イラク人のためのボランティアには、国が支払いしてあげて、ホームレスのためのボランティアしてる人には何も出ないわけ?
という感じがするもの。

ボランティアの人はえらいけど、それは自己責任で、自費で、自発的にするボランティアだからえらいんであって、「みんなのために偉いことしてるんだから、多少人に迷惑かけてもしかたないし、国がそのくらいの金額支払ってくれても当然でしょ」といい始めたら全然偉くない。

そう思います。
5月7/14合併号の週間朝日の中のコラムに、「世界の中心で愛を叫ぶ」、が批判されるとかいうことに関してこう書いてあった。

“…「話がつまらない」「小説としてダメ」という批評に対し、「読書という聖地に迷い込んできた頭の悪い蛮人を排除しようという情熱」と「逆批判」している。「普段から本を読んでるという自負がある人たちは、ベストセラーはくだらないものだというステレオタイプにとらわれて、条件反射的に無視したり批判したりするんです。」”

私はこの本がベストセラーとか、批判されてるとかそんなの知らずにたまたまこっちの知り合いが持ってたので、日本語の本は貴重だし、他の本を借りるのと同じように借りて読んだ。

そして、つまらなかった。

気に入ったら、私は何十回も何百回も、というか多分一生でも同じ本を繰り返し読みつづけるが、これはもう二度と読まないだろう。因みに、2度読む価値のないものは、一度も読む価値がないと私は信じている。

実は上に引用した内容には、普段から相当本を読む私もけっこう納得で、「あーちょっとそれはあるかも」と思うが、それが「世界の中心で愛を叫ぶ」がつまらないことのいいわけにはならないんじゃない?

結構マスコミに取り上げられたものでもいいのはあるもの。

ポッポ屋の2話目にのってた「ラブレター」なんて、あんな短いのに号泣してしまったし、マディソン郡の橋も相当感動してしまった(本のほうだけね)。

でもまだ読んでないけど、芥川賞をとった「蛇にピアス」の朝日新聞の1/4広告のキャッチに「本を読まない人にもすらすら読めるってクラスで評判でーす」みたいなことが書いてあったけど、これは普段から読書好きの人をうんざりさせるのには充分すぎるキャッチじゃない?

私が読まず嫌いするのは、伊豆なんとか急行殺人事件系のものだけだから、それでも、これもいつかは読むけど、それにしても、よっぽど普段読書しない人にしか向かないような本なのかよーとは思ってしまうね。この広告じゃ。

Musical / Mamma Mia!

2004年5月2日 演劇
ただいまオークランドで2ヶ月の公演中なのです。

中高演劇部のriaはもともとミュージカル好き。一番好きな音楽の種類を、どうしても1つあげるならミュージカルの音楽です(オペラ座の怪人とかWest side storyとか)。もとい、今回は一番安い55ドルの席(でもど真ん中)で見てきました。場所はNZにしては非常に歴史ある建物であるシビックシアター。

初めて奥まで入ったけど、確かに、建物や劇場の内装が、NZの他では見ないような豪華な感じ(でもなんでインドのマハラジャ風?)。バレエの時もそうだったけど、けっこうお洒落してる人が目立つ。

 最後のカーテンコールなんか、観客全員総立ちで踊ってたよ、ダンシングクイーン…いやーすごい。
日本公演でもこうなのかな?

日本でも人気はあるのかもしれないけど、こっちの文化の人にとって、アバの音楽というのはとっても懐かしく、細胞レベルで体に染み付いてるものだから、それとは違うだろうなあ、と思うけど。

舞台設定的には、私は現代のより、ちょっとレトロなのが好きだけど(だからオペラ座の怪人とか)、とってもよかったです。

ひたすら読書

2004年5月1日 日常
午前中のダンスレッスンの後、(最近はずっとクイックステップとスローフォックストロット)だんな様は仕事で出ちゃってるし、ずっと雨が激しいのでひたすら読書していた。

結局藤本ひとみ(中学のころ大好きだったな…)のハプスブルクの宝剣、筒井康隆の文学部唯野教授、村上春樹の羊をめぐる冒険すべて読み返してしまった…我ながら、読むのは相当にはやい。

唯野教授は、なんか大学時代を思い出して懐かしくなるなー。
みました。
友達が貸してくれたので。こっちのビデオ屋のなので、もちろん英語字幕ついてるやつです。

なんとなくの設定はもともとわかってたけど、見終わって頭が???でいっぱい。

なんで生き残ったのに、指名手配されちゃうの?
山本太郎はおととしの生き残りだとしたら、彼は今まで指名手配されてたわけ?
勝ち残ったら、BR法が教育法案みたいのになっている以上、すごいエリートかなんかになるのかとおもったのになんで氏名手配?
たけしを殺したのがいけなかったのかな。でも、誰も見てたわけじゃないし。

しかも、なんで映画冒頭の去年の優勝者はあんなにマスコミが押しかけてるのに、最後は何もないの?

別にああいう映画はああいう映画でもいいけど、最後が不可解なのはエバンゲリオンだけでさくさんだ。
それとも私がわからなかっただけ?
に友達といく。
実はうちから歩いて50メートルくらいのところにあるのに、1度も行ったことがなく、いつかいこうと思い続けて3年も経過してしまっていた。

依然うちのフラットメイトだった、イタリアで修行したこともあるシェフが、「ここらで一番おいしい!」といっていたお墨付き。近すぎて、いつでもいけると思っているのが、いけない原因だったので、ついに友達と約束して行ってみた。

一緒に行った友達はワークビザが切れる2ヵ月後に帰国予定なのだが、実は彼女もYahooで検索しても出てくるNZのHPの持ち主。むかーし私がいた会社の違う部門にいた時の友達なんだけど。

スープとリゾット、ラビオリとトルテリーニ(あってる?)を注文したが、確かにめちゃめちゃおいしかったー。
更に、ここが素晴らしいのは実はデザート。入って食事をしたことはなかったが、デザートだけはガラスケースに入っているのが持ち帰り出来るので、たまに買っていたけど

とにかくティラミスが絶品!

今回はパンナコッタとチョコレートケーキも注文して、超大満足したのでした。
最近入ってきた新しいフラットメイトの1人は、大学3年と4年の間に1年休学してワーホリに来ている。
即ち、帰ったらすぐ4年になるので、就職活動となる。

これは、ある意味、とっても賢い選択だと思う。日本の多くの大手企業が、「新卒」にこだわり続ける以上、大学卒業してからこちらに1年来てしまうと後で就職できずに困ったことになるけど、彼女の場合、日本に戻って新卒枠で就職活動できるわけだから。

どんな会社がいいか、何をしたらいいかもわからないけど、彼女は学校のアドバイザーから、まずそれをはっきりと決めろとせまられるので、いつも困っていたと言う。

確かに大学の4年の段階で、何をしたいかはっきり言える人はすごいとは思う。でも、まだ何も社会を知らない以上(バイトなんかと全然違う)、そう思って入りたかったところに入れても、実は現実と自分の持っていたイメージと現実は違うかもしれないじゃない?

どこかの会社で3年くらい働いてみて、社会で働くということを知り、他の職についた友達とも話したりするうち、ほんとにやりたいことが、現実性をもって見つかることも多いと思う。

だから、「生きたい場所で生きていきたい」という理想を持つ私としては、彼女がまだまったくやりたい事がわからないというなら、3、4年後の自分の価値が高まるような会社をおすすめしたい。

そうでないと、数年後、もしも転職したい、とか1年ワーホリに行きたい、なんて思っても不可能になってしまう。
例えば、新卒で、まあまあ給料もいい会社の事務なんかになって、数年たってしまったら「もしこの会社辞めたら、絶対にこれ以上の給料で私を雇ってくれるとこなんかない」ということになり、転職も退職もままならないことになる(寿になればいいんだろうけど)。まったく身動きが取れなくなるのだ。

どうせ同じように働くなら、まず社会人の始めのころは、何でも勉強と思って第一線でばりばり働こう。そこで何年か頑張った後、その時学んだこと、経験、資格が絶対自分を助けてくれる。
簡単な仕事に移ることも辞めることもいつでもできるけど、年をとってから、何の経験もないのに「頑張りますから採用してください!」といっても、どこも相手にはしてくれないだろう。

私が会社を辞めたときも、「私が会社を辞めても、3年間みっちりやってきた金融業界の経験と資格があるから、ぜったいどこかには就職できる」と思えたから、辞められたというのはある。
そうでなければ、今もらっている何百万かの収入が0になるというのは、社会人にとって恐ろしいものだ。

自分の価値の高まる仕事につくこと。
「特にこれといった経験のない30歳」になってしまったら、生き方の選択肢はとても狭まる。

その後の生き方を自由に選ぶためにも、卒業して就職してからの数年は、突っ走ろう。
そしてそれから自分の生き方を決められる自由を手にしよう。

嫌なイタズラ

2004年4月25日 日常
永住希望でこちらに移住してきたある家族から、突然電話。外から石を投げられて、窓ガラスを割られたという。英語がほとんどしゃべれないので、どうしていいかわからないというので、代わりに警察に電話する。

この手の悪質なイタズラにあったという話を聞いたのは実は初めて。数年すんでて、これだけ知合いもいるのに、一度もない。よほど運が悪かったのかなあと思う。

ちょっとへこんでいるようなので、警察への本格的届出ついでに、お見舞いに行く。まだ来て日も浅いから、実はNZがあまり安全ではないのかと思って不安になるとかわいそうだから。

* * * * * * * * * * * * * * * * *
夜はダンスに行った。日曜日のダンスは実はまだ2回目。
土曜はレッスンだけど、日曜と水曜はパーティ形式のような感じで、ただ音楽が流れ続けて踊る。今までは、ほとんど土曜のレッスンしか行っていなかったが、その時習っただけでは忘れてしまうことも多いので、日曜か水曜に行って、練習するのもいいかも、と思った。

どちらにしても、いつも一回が2時間で5ドルなので、日本でダンスを習ってる人には申し訳ないくらい安いな〜と思う。

韓国式Birthday

2004年4月24日 日常
韓国人のこと書いたばかりですが、友達の韓国人の娘の1歳の誕生日パーティに行ってきました。(だから友達いるんだってば)

コリアンBBQスタイルというので、普通のレストランでのバーベキューパーティを予想していったら大間違い。

韓国では1歳の誕生日は盛大に祝うそうで、友達夫婦と、おじいちゃんおばあちゃんまで、ちゃんと韓国の民族衣装に身を包んでのお出迎え。
しかも、私たちは用事があったので、ちょっと遅れて行ったのだが、ついたらミサが終わるところだった。韓国ではキリスト教が大変盛んなので、オークランドでも韓国の旗を掲げた韓国教会がたくさんある。彼らもキリスト教なので、そういった儀式もしたらしい。

よかった、まあまあちゃんとした格好でいっておいて。

 大韓航空のスッチーの着ている民族衣装はなんか安っぽいーと思ってたのだが、今日友達夫婦が着てたのは、濃紺のおそろいの衣装に、濃いピンクの刺繍が入ったもので、とてもかわいかった。

BBQもとってもおいしかったし、もう一組招かれてた日本人の夫婦が、偶然うちのだんなさまの知り合いで盛り上がってしまった(オークランドではありふれた現象。ほんとに永住してる日本人少ないったら)。

最後に、1歳の誕生日の伝統的な儀式とかで、地面に文房具と、毛糸と韓国のお金がまかれ、子供が真ん中に座らされた。

文房具をつかんだら賢く、お金をつかんだら豊かに、毛糸をつかんだら長生きできるそうだ。

ハンビットちゃん(子供の名前)は、文房具をつかみましたので、賢い子になるでしょう。
(さばえいさんのを受けて)考えてみた。

確かに成人してから英語を始めた者にとって、なかなか(あるいは一生)越えられない音の壁がある。

買い物してて、3.4歳のガキンチョが完璧な発音で(あたりまえだけど)
「Mom! Can I have that plea―――se!!!」(ママあれ取っていいでしょ―――!!)
なんて叫んでるのを聞くと
あーガキンチョなのに英語うまいなー…(だからあたりまえだ)とどうしても思ってしまう。

私のまわりでは物まねがうまい人は、アクセントがすぐよくなるように思う。
その人のしゃべり方の特徴を捉えて、それを真似して笑いを取るのが得意な人が、クラスに1人か2人いたけど、そういう人は見込みがあるぞ、きっと。

外国人のしゃべり方というのは、日本語をしゃべっているのと比較すると、こっけいなくらい抑揚があるから、それをこっけいだと思わず、(日本人の観点からすれば)恥ずかしげもなく大げさにできる性格も重要なように思う。(私はいまだちょっとためらいがある…よくないよくない)

最近、アクセントの話で一番うれしかったのは、先週書いた、イギリス人の彼と話していて、「全然アメリカンアクセントないよ」といわれたこと。
NZに来たころは、まったくそんな気はないのに、ちょっとアメリカンアクセントがあるといわれたことが何回かあるのだ。

おそらく日本の学校教育で使っている教材のせいと、Rを強く発音すると英語っぽく聞こえる(実はアメリカ英語っぽく聞こえるだけ)という思い込みのせいだったと思う。

私もネイティブ並になるのは、多分もう無理だと思っている(ネイティブライク、は目指してるけど)。
だから、基本的にはなまりの強くない、ニュートラルに近い英語(BBC?)を話そうと思っている。

< 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >

 
ria

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索